開発をはじめたきっかけは?
情報分野に興味を持ち、高専に入学をしました。その後、大学時代に簡単なシミュレーションの可視化のためにUnityに触れたのが、ゲーム開発のきっかけになりました。技術的な必要性からゲームエンジンを学び始めたことで、その可能性に魅力を感じ、ゲーム開発へと進みました。
学生時代に熱中していたことは?
小学生の頃からテニス一筋で、今でも週一で続けています。普段から冷静に周囲を俯瞰して行動することを心がけているのですが、テニスに通じるところがあるのかも知れません。ただ、テニスは弱いので関係ないかもしれませんね(笑)。
サイバーエージェントに入社を決めた理由は?
最終的な決め手は、ゲームだけでなく映像制作など幅広い事業ドメインがある点です。自身のキャリアの可能性を限定せず、様々な挑戦ができる環境に魅力を感じました。入社前にインターンやアルバイトとして多様な部署を経験させていただき、プロフェッショナルな現場の熱意と、働くイメージを掴めたことも大きな理由です。
数ある事業部の中から、SGEに決めた理由は?
配属先にSGEを選んだ最大の理由は、やはりゲームが好きだったからです。入社前はゲーム開発の中の自分のやりたい役割が定まっていませんでしたが、テクニカルアーティスト(TA)という職種を知ったことで、目指すべき専門性が明確になりました。TAの先輩方がいるSGEのQualiArtsこそが、自分のやりたいことができる場所だと感じ、志望しました。

今の仕事内容とやりがいは?
私はエンジニアとして3Dアーティストの方々と密に連携をして仕事を進めることが多いです。特に、基礎的な仕様だけでなく、ゲーム独自の表現を実現するための特殊な実装にも多く関わっています。時には、プログラミングだけでなくサンプル的なクリエイティブ制作を行うこともあり、仕様と表現の両面において、自分が最も深く理解している立場であるという意識を持っています。しかし実際には、3Dアーティストの方々が私の想像を超えるアイデアや表現方法で素晴らしいアウトプットを生み出してくださり、そのたびに大きな刺激を受けています。このような自身の想像を遥かに超える方々と一緒に仕事が出来ていることに誇りを持っています。
今までで一番印象に残っているプロジェクトや出来事は?
物理シミュレーションのプログラムを担当し、髪の束やヒラヒラした衣装を動かすことを想定して開発を進めていました。しかし、最終的にできあがったのは、髪の1本1本やジャケットの袖までもが繊細に揺れる、3Dモデルでした。非常に柔らかく、生き生きとしたそのキャラクターは、まるで現実に存在しているかのような説得力と生命感をまとっていました。このとき、改めて実感したのは、技術はあくまで手段の一つに過ぎないということです。一つのゲームが形になるまでには、前後のすべての工程が関わり合い、それらが融合することで、本当に人の心を動かす表現が生まれるのだと意識した瞬間でした。
SGEで身につくスキルは?
主体性を持って開発や提案を行えば、ゲームの仕様策定から深く関われるチャレンジングな環境です。技術的なスキルに加え、リーダーシップや新たな領域を開拓していく力を若いうちから発揮し、身につけることができます。多数の子会社があるため、別プロジェクトで成功した仕組みや技術をすぐにキャッチアップできます。この豊富な知見を自分のプロジェクトへ応用し、最適化を図ることで、広範な知識と高い現場対応力が磨かれます。

今後の目標は?
モバイル端末を動作対象に入れたゲーム開発はまだまだハードウェア的制約を受けていると考えています。この制約を乗り越え、表現の限界に挑戦し続けていきたいです。特に、キャラクターの動きやオブジェクト破壊といった要素について、技術的な工夫で制約を取り除き、クオリティをさらに一段階引き上げていきたいです。
業務割合

キャリアポジション
