開発をはじめたきっかけは?

医療従事者として勤務中、患者様の話を聞く中で「人生に後悔を残したくない」と考えるようになりました。その想いから、子どもの頃からの夢であった「ゲームを作る人になる」ことを決意しました。自身の適性と現実的なキャリアパスを分析した結果、エンジニアを目指すことを決め、HAL東京で本格的に開発を学び始めました。

学生時代に熱中していたことは?

「自分にできることを全力でやる」ことに熱中していました。学び始めのC言語とDirectXでコンソールゲームを作り、そこから2D、3Dゲームへと段階的に難易度を上げながらゲームを制作することに全力でした。ただ、気をつけたのは、頑張る方向性です。都度、先生に方向性を確認しながら進めることで、努力を正しい方向に向け続けることを徹底し進めていました。

サイバーエージェントに入社を決めた理由は?

私は面接を進めていく中で意向度が上がっていきました。面接のたびに人事の方が面談を行ってくださり、次の面接で自分のパフォーマンスがしっかり出せるようにのアドバイスや、相談に乗ってくださいました。そこから、「この会社は技術力や小手先の対応力だけでなく、ちゃんと人を見て判断する会社なんだ」と感じ、その人たちが集まる会社は働きやすく、楽しいに違いないと考えるようになり、意向度がかなり上がりました。さらに社員の方とお話しする中でそれが確証に変わり、「ここでゲームづくりがしたい」と思い入社を決めました。

入社後のギャップはありましたか?

特に大きなギャップはありませんでしたが、あえて挙げるとすれば、人の良さに惹かれて入社を決めたものの、実際に入社してみると想像以上で、良い意味で期待を超えていました。「良い人」といっても、それぞれに個性や色があるのが面白いところで、根底には共通する人の温かさがあり、その上で一人ひとりの個性が光っている。そんな人が多く、とても良い環境で働けていると感じています。また、若手のうちから大きな裁量を任せてもらえるという話は入社前から聞いていましたが、こちらも想像以上でした。前職の経験から、リーダーの役割を持つのは早くても5年目以降だろうと考えていたのですが、まさか2年目の後半からチームのリーダーを任されるとは思ってもいませんでした。驚きと同時に大きな成長の機会を感じましたし、上長の「リーダーができるから任せるのではなく、できるようになりそうだからサポートしながら任せる」という考え方があったからだと思っています。会社全体としても、そうした“挑戦を後押しする文化”が根付いていると感じており、これも入社してから感じた良い意味でのギャップのひとつです。

今の仕事内容とやりがいは?

ユーザーの皆さまの反響を感じ、チームみんなで喜びを分かち合える瞬間が、私のやりがいです。SNSやレビューなどを通じて寄せられる反応に目を通しながら、一喜一憂しています。賛否両論を含むあらゆるご意見が、プロダクトをより良くするための大切なフィードバックなので、できるだけ全て目を通したいと思っています。リリース後の運用期に入っているプロジェクトということもあり、チームで「これは喜んでもらえるだろう!」と自信を持ってリリースしたものが、実際に多くの方から良い反響をもらえた時に、みんなでガッツポーズして喜びを分かち合うタイミングはなんとも言えない達成感があります。こういった経験が、「これからも良いものを届けたいという」思いにつながり、日々のモチベーションややりがいになっています。

今までで一番印象に残っているプロジェクトや出来事は?

最も印象深かったのは、所属しているアプリボットのベストエンジニア賞をいただいた時です。当時はとにかく今出来ることを、出来るようになった方が良いと思ったことをがむしゃらにやっていて、それを評価していただいたのかなと思っております。それと同時に、表彰をきっかけに自分は今のままで良いのかと思うようにもなりました。実は、入社後はクライアントエンジニアとして開発を担当していましたが、当時はエンジニアとしてどのようにスペシャリストのキャリアを築いていくか、具体的なイメージを描けずにいました。そんな中、ブラッシュアップチームのリーダーを任されることになりました。わからないことも多く最初は四苦八苦の連続でしたが、それ以上に「楽しさ」を感じていました。この挑戦を通じて、自分はエンジニアとしてだけでなく、マネジメントの立場でこそ最大限のバリューを発揮できるのではないかと考えるようになりました。表彰をきっかけに、自分のキャリアを深く考えることとなり、マネージャーとしてのキャリアを意識し始める大きなきっかけとなりました。

SGEで身につくスキルは?

身につくスキルは、人や入社後に築くキャリアによってさまざまだと思いますが、共通して言えるのは、「若いうちから得られる大きな経験値」と「気持ちの良いコミュニケーションスキル」です。SGE全体で共通しているのは、若手のうちから大きな裁量と責任を任されるため、早い段階で圧倒的な経験を積むことができます。さらに、さまざまな職種や役職の方と一緒に開発を進めるため、チームで気持ちよく働くためのコミュニケーション力や、周囲と協力してプロジェクトを推進する力も自然と身につきます。私自身の経験で言えば、途中でマネージメントへと役割をシフトしたことで、現場の技術知識に加え、組織の課題を発見し、解決するマネジメント視点も磨かれていると感じています。希望すれば、エンジニアとしての専門性を活かしながら、組織を牽引するリーダーシップを発揮する力が得られる環境だと思います。

今後の目標は?

世界中の人たちに楽しんでもらえるゲームをつくり続けることです。チーム全員が自信を持てるクオリティの作品をつくり上げ、それをユーザーの皆さんに喜んでいただけた瞬間が、私にとって何よりもうれしい瞬間です。これからも、そんな瞬間に何度でも立ち会えるように、自分の役割をしっかりと果たしながら、チームとともに成長し続けていきたいと思っています。

業務割合

キャリアポジション