開発をはじめたきっかけは？
中学生の頃友達の勧めでゲームを「やる」だけでなく「作る」楽しさを知り、RPGツクールやGameMakerのようなノーコードでも簡易的なゲームが作れるエンジンから触り始めました。高校からは情報科を専攻していたこともあり、プログラミングの面白さに目覚め夢中になりました。趣味として始まったゲーム制作が、そのまま仕事へとつながりました。
学生時代に熱中していたことは？
「自分やチームが楽になるためのライブラリやツール作り」に熱中していました。通っていた専門学校がゲーム制作に特化していたこともあり、授業や校内イベント、外部コンテスト（日本ゲーム大賞など）などで定期的に新しいゲームをつくる機会が多くありました。そのため、少しでも効率的に開発を進められるよう、流用できる独自のライブラリを制作していました。こうした経験は、入社後のチーム開発にも役立ちました。実際の業務では、ほぼ100％がチーム開発で、長期運用を前提とした設計が求められます。他のエンジニアや職種の方にも使いやすいように意識しながら、汎用的で拡張性のある設計が自然とできていると感じています。
サイバーエージェントに入社を決めた理由は？
私が入社を決めた理由は、「役職や年代に関係なく議論ができ、チーム一丸となってゲームづくりに取り組めること」、「若手のうちから挑戦しやすい環境があること」の2点です。就業型インターンに参加した際、実際にその雰囲気を肌で感じて、「自分の理想とする会社だ」と思いました。個人的な価値観ですが、トップダウンでただ与えられた作業をこなす働き方は自分には合わないと感じています。面白いゲームを作るためには、まず開発者自身が「これは面白い」「たくさんの人に遊んでもらえる」と自信を持てることが大切だと思っています。そのため、新卒であってもエンジニアであっても、企画段階から意見を交わし合えるこの環境は、自分にとって非常に合っていると感じています。
入社後のギャップはありましたか？
良い意味で、想像以上の裁量と挑戦の機会がありました。内定者アルバイト時代から世に出るコアな部分を任せてもらったり、新卒配属後も2年目の先輩と新規キャラクター実装を担当するなど、早い段階から大きな挑戦ができたおかげで、スタートダッシュを切ることができました。当時、その分プレッシャーもありましたが、フォロー体制がしっかり整っている環境だからこそ、若手を信頼してチャレンジさせてあげられるチームになっているのだと思いますし、この信じて任せて、成長を後押しする文化は好きな組織文化の一つです。
今の仕事内容とやりがいは？
ここ数年は、プレイングマネージャーとして開発だけでなく、開発ディレクターの目線でどうやったらチームがもっと良くなるのか、開発が上手くいくのかなどを意識して行動することも多いのですが、やはり自分の行った施策や取り組みがチームにとって何かしらプラスになるととても嬉しいです。入社を決めた理由にもつながってくるのですが、こういった「エンジニアの枠を超えた動き」もプラスと捉えてやらせてもらえているのも、やりがいになっています。
今までで一番印象に残っているプロジェクトや出来事は？
『この素晴らしい世界に祝福を！〜ファンタスティックデイズ〜』のプロジェクトでエンジニアリーダーを任せてもらえたことが一つのターニングポイントになったと思っています。それまで開発中心だったのが、プロジェクト目線・組織目線へと変わるきっかけとなりました。スケジュール管理やピープルマネジメントを経験したことでいかにチームのまとめ役が大事なのか感じることができましたし、開発メンバーとして努めている現在も、全体を俯瞰した働き方を意識することができていると思っています。
SGEで身につくスキルは？
SGEの大切にしている価値観の一つに「自分たちの組織は自分たちで創る」というものがあります。それを体現できる人、すなわち「主体性」が求められる組織なので、ゲーム開発の枠を超えた「オーナーシップ」「フォロワーシップ」「ソフトスキル」の面は大きく成長できる環境だと感じています。入社して驚いたポイントの一つとして、ゲーム開発には想像以上に他職種含めてコミュニケーションが大事だという点があります。技術力があるだけではチームとして良いものは作れないので、そういったスキルも伸ばせていける環境はとても良いなと思っています。
今後の目標は？
ヒットタイトルを継続的に出せる組織づくりです。会社・組織を強くできるように、サムザップだけでなくSGE全体で求められているマネージャー層を担えるよう技術力とチーム開発力の掛け算で経験を積んでいきたいと考えています。市場的にもハイクオリティでスピード感のある開発力が求められる時代になっているので、開発を支える基盤や人材、組織に今最も何が必要かを見極めて一石を投じられるようになりたいと思っています。
業務割合
キャリアポジション
