開発をはじめたきっかけは?

比較的自由にパソコンに触れられる家庭環境だったため、小さい頃から興味が強く、中学生の時には、自作PCを組み上げるほど熱中していました。時間があればインターネットやゲームをPCで触っているくらいだったのですが、ある時ホームページを持つことに興味を持ち開設したのがエンジニアの始まりです。その後Web上で動作するCGIなどを勉強し、デスクトップアプリを趣味で開発し続ける中で、どんどんプログラミングにのめり込んでいきました。大学生になってからは、サーバー、ネットワーク、Linuxなどバックエンド全般を本格的に学び、システム管理の基礎を身に着けました。

学生時代に熱中していたことは?

中高生時代はテニス部で、朝から晩までテニス漬けの日々を送っていました。大学では自動車部に入り、中古の競技車を購入して自ら整備し、競技に出場していました。一見すると車は物理的な対象ですが、「モノづくり」という点では、プログラミングとも意外と通じる楽しさがあります。一方、自宅ではネットや動画を楽しんだり、FPSなどのPCゲームで遊んだりと、デジタルなエンタメにも日常的に触れていました。

サイバーエージェントに入社を決めた理由は?

エンジニアとしてモノづくりを楽しみつつ、技術も極めたいという軸で、Web系の企業を中心に考えていました。特に、toCサービスは、より多くの人に使ってもらえるサービスに携われるという点に強く魅力を感じていました。その中でサイバーエージェントは、多岐にわたる事業ドメインで大規模なサービスを多数展開している点に惹かれました。技術的な挑戦、事業の広がり、そしてそれらを支える組織文化の魅力が揃っており、自身のキャリアの可能性を最大限に広げられると考え、入社を決断しました。

入社後のギャップはありましたか?

入社してみて、自分より圧倒的に技術力がある人、アウトプットの量と質が異次元な人が多く、いろいろな面で刺激を受けることが多かったです。また組織系の施策も多く、サービス開発だけでなくいかにしてそれを支える組織を作っていくかというのは入社前にはあまり考えていなかったこともあり、良い意味でギャップを感じました。

今の仕事内容とやりがいは?

現在は、事業部(SGE)全体の技術力を基盤から支え、開発効率と品質の向上を図ることをミッションとしています。大規模な事業部でこれを実現するのは一筋縄ではいかず、苦労や試行錯誤の連続で、時には憂鬱になることもあります。しかし、だからこそ難しい課題を乗り越えたときには大きな達成感があり、そこに強いやりがいを感じています。また、AI時代の到来により開発のあり方が大きく変わろうとしている今、数年先を見据えた技術的な舵取りに頭を悩ませつつも、新しい技術を組織に取り入れていく過程には大きな面白さを感じています。

今までで一番印象に残っているプロジェクトや出来事は?

アセットバンドル基盤「Octo」の開発です。私は基盤チームとしてUnity SDKの開発を任されました。経験が少ないながらも重要な基盤であったため、技術的にかなりこだわって開発をしました。その結果失敗も当然ありつつ、QualiArts内で定着しただけでなく、SGEグループ他社でも使われるようになり、事業部としての基盤開発の在り方を考えるきっかけとなりました。また「Octo」は基盤として、エンジニア以外の職種にも活用されるスコープの広さがあること。さらに、IPタイトルにおいては、協業他社からの信頼にもつながる重要な役割を担っていたので、自分の開発に対する価値観にも大きな影響を与えました。

SGEで身につくスキルは?

技術・クリエイティブ・企画を高い次元で組み合わせてゲームをつくるために、組織力と開発体制を重視しています。そうした環境で開発に携わる中で、技術力はもちろんのこと、チームや組織を支えるためのソフトスキルも自然と身についていきます。技術面では、どの領域にも高い専門性を持つ方がいるので、互いに尊敬し合いながら学べる環境があります。また、技術をサービスやユーザーの価値へとつなげることを常に意識しているため、単なる技術習得にとどまらず、技術的な判断力や実践的な応用力も養われていきます。

今後の目標は?

SGEを「世界で戦えるゲーム開発組織にする」ということを、ずっとコア目標として掲げています。その実現のためには、やるべきことがまだ多くあります。技術で負けないよう、エンジニアとして自分ができることを一つひとつ積み重ねながら、組織の強化に取り組んでいきたいと考えています。

業務割合

キャリアポジション