開発をはじめたきっかけは?

情報系の高専でプログラミングの基礎を学びましたが、キャリアが明確になったのは20歳の時です。キュレーションサービスで働くエンジニアの方とお話しする機会があり、「ウェブエンジニア」という職業を初めて知ったことがきっかけです。そこから目指し始め、本格的に開発に取り組むようになりました。

学生時代に熱中していたことは?

筋トレに熱中していました。毎日学校から帰って2時間程度筋トレをしていました。筋トレは学生時代で一度引退したのですが社会人になってから再開して、今も筋トレに熱中しています。

サイバーエージェントに入社を決めた理由は?

入社を決めたきっかけは、人の良さと事業ドメインの幅広さです。人の良さについては、就業型インターンシップで強く感じました。学生時代は「エンジニアは作業者」というイメージを持っていましたが、インターン中は、ビジネス職とエンジニアが互いに信頼し合い、意見を尊重しながらコミュニケーションを取っている場面をよく目にしました。その経験から、エンジニアとして働くことの魅力を実感しました。また、事業ドメインの幅広さについても大きな魅力を感じました。私は比較的飽きっぽい性格で、一つの事業だけを続けることに不安を持っていました。しかし、メディア事業・ゲーム事業・AI 事業という強みのある領域があり、仮に一つの分野に飽きても、社内で新たなチャレンジができる環境があることに惹かれました。

数ある事業部の中から、SGEに決めた理由は?

当初ゲーム事業を強く志望していたわけではありませんでした。しかし、内定者アルバイトを経験したことで、その考えが変わりました。決め手は二つあります。一つは、バイト中に携わった超大型IPタイトルの開発規模です。これほど大規模なサービスに携われる機会は、SGEでなければ一生得られないと感じました。もう一つは、ゲーム開発の技術的な奥深さです。比較的シンプルなWeb開発が中心だった自分にとって、ゲーム開発は、たとえ単純な機能であっても非常に高い設計力が求められることを実感しました。この難しさと奥深さに大きな魅力を感じ、SGEで挑戦することを決めました。

入社後のギャップはありましたか?

大きなギャップは特にありませんでしたが、あえて挙げるなら「組織貢献」が明確に求められ、評価される点です。貢献とは、大規模な成果だけでなく、小さな改善や使いづらいコードのリファクタリングなど、大小さまざまです。入社後、日々の業務を通して、こうしたチーム開発や組織運営における貢献がしっかりと重視され、文化として深く根付いていることを強く実感しましたし、SGEの強みだと感じています。

今の仕事内容とやりがいは?

一番やりがいを感じるのは、一緒に働く人が何かを打破する瞬間に立ち会えることです。現在は役職上マネジメントの比重が高く、人やチームとの対話が多くなっています。キャリアに悩む人やスキルキャッチアップに苦戦する人など、さまざまな課題を抱えるメンバーに向き合い、チームとしてどう支えるかを考え続けています。その取り組みがうまくはまり、チームや個人の雰囲気がぐっと良くなる瞬間に立ち会えるとき、強いやりがいを感じます。

今までで一番印象に残っているプロジェクトや出来事は?

新卒配属から3ヶ月後、開発中の新規タイトルにおける負荷試験を任されました。私の役割は、負荷試験チームのリーダーとして、約3ヶ月間のスケジュールを完遂することでした。当時1年目の私はプレイヤーとしてのスキル発揮を重視しており、リーダーとして全体を見ながら進めることに苦戦していました。自分のやりたい業務に時間を使うと、当たり前のように進行が滞り、リーダーに向いていないのではと感じることもありました。それでも、上司やメンバーに支えられながら、なんとか負荷試験をやり切ることができました。この経験を通じて、リーダーとしての責任感や全体俯瞰の重要さを痛感しました。そこでの学びがあったからこそ、Snowflake移行プロジェクトや新規事業のバックエンドリーダーといった役割を任された際にも、最後までやり切ることができたと思います。

SGEで身につくスキルは?

「大規模サービスを効率的に開発するための基盤開発スキル」「複雑な要件の機能開発スキル」「大規模な負荷を捌くためのパフォーマンスチューニングの知見」など、市場価値の高い実践的な技術スキルを身につけることができると思います。

今後の目標は?

現在、アプリボットのエンジニア責任者という役割を担っており、そのミッションは「最高のエンジニア組織をつくること」だと捉えています。私が考える最高のエンジニア組織の一つの姿は、メンバー一人ひとりが自分の所属する会社・事業・チームに真剣に向き合い、課題を認識し、自ら提案を行える組織です。そして、その提案をチーム全体で議論し、より良い形へと磨き上げ、挑戦を重ね続けられることが重要だと思います。まだ「どうすれば実現できるか」明確に見えていない部分もありますが、一歩ずつでも理想に近づけるように、責任者として取り組んでいきたいと考えています。

業務割合

キャリアポジション