学生時代に熱中していたことは?

熱中していたのは、コンテンツ制作と効率化のためのツールやシステム開発です。大学ではゲーム制作の部活動に所属し、ゲーム本体だけでなく透過型スクリーンを使ったライブ制作にも取り組みました。その一方で、アルバイトやインターンでWeb開発をしていたことから、ハッカソンなどではWebシステムを制作することが多かったです。

サイバーエージェントに入社を決めた理由は?

決め手は、事業の多さとキャリアの柔軟性です。自分の興味が将来的に別の方向へ向いたとしても、転職ではなく異動という形で新たな挑戦ができるかもしれないということに大きいメリットを感じ、入社を決めました。

入社後のギャップはありましたか?

入社後の最大のギャップは、「これまでの開発の知見が全く通用しなかった」ことです。一般的なセオリーとされる実装ではなく、大規模運用の最適解を追求した、意図的な設計が見られたり、内製の高度な仕組みが多く、要求仕様も非常に複雑でした。自分の今までの常識が覆され、技術選定や設計思想の奥深さを考える大きなきっかけとなりました。

今の仕事内容とやりがいは?

現在は、主にアプリケーションやツールの基盤実装を担っています。最高のやりがいは、自分の実装によってチーム全体の生産性が向上し、その効果を自分自身が体感できた時に感じます。ゲーム開発は大規模なため、いかにエンジニアの時間を本質的な開発に集中できる環境を整えるかが重要です。特定の作業時間や運用手順を削減し、組織全体の効率化に貢献できた時に大きな達成感と喜びを感じます。

今までで一番印象に残っているプロジェクトや出来事は?

最も印象深い経験は、自分が構築したシステムが関わる緊急対応に携わったことです。他職種の方がオペレーションをするためのシステムだったのですが、「もっと他職種の方の業務や目的を理解していれば、防げたのではないか」と後悔しました。この経験を通じて、言われたものをつくるだけのエンジニアではなく、実現したいことの本質を理解し、システム全体を俯瞰して設計するという視点を持つようになりました。

SGEで身につくスキルは?

SGEでは、多様な文化・プロジェクト・実装に触れることができるので、多くの知見をインプットすることができます。たくさんのパターンに触れることで、様々な要素を考慮したより最適な技術選定と実装をアウトプットすることができます。良いアウトプットには多くのインプットが必要だと思っているので、とても良い環境だと思います。

今後の目標は?

開発・運用の体制を整え、組織全体の生産性を最大化することが目標です。担当者不在や属人化している運用の課題を解消するために、ドキュメント整備や、運用しやすいシステムの構造化を推進していきたいです。「誰かの生産性を下げる要因」を徹底的に取り除くことで、エンジニア全員が本質的な開発に集中できる環境をつくっていきたいと考えています。

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キャリアポジション